神奈川県　伊勢原市　金属（鉄、ステンレス、アルミ）加工から石膏ボード、木材、完成品組立、開発案件からOEMまで。購買、開発ご担当者様から個人のお客様まで。

ものづくりのインテグレーター　お客様のものづくりにおける課題解決をモットーとする葵ロール株式会社の公式ブログです。日々の取り組みや開発案件、小ネタなどを不定期にアップしてまいります。

「加工」の窓口として当社にまずはなんでもご相談ください。

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葵ロール㈱ブログ担当の黒田です。

早いものでもう10月です。

当社のある伊勢原市では9/30、10/1にかけて「道灌まつり」が催されました。 本市で没した文武両道の鑑「太田道灌公」を偲んで開催されるこのお祭り。私は体調不良で参加できませんでしたが、コロナ禍以降初の通常開催ということで盛り上がったのではないでしょうか。

さて本日はある大手住設企業様への定期訪問でのふとしたご相談から現在まさに量産化に向けて動いている案件のご紹介をいたします。

守秘義務上あまり多くの情報をだせずに申し訳ございません。

先日、といってももう半年以上まえ。ある企業様に伺い、雑談をしている中で

「〇〇つくれる？こういったものなんだけど。」と相談をうけました。

正直現物を拝見してもあまりピンときませんでした。。。

施工の写真やら色々と見せて頂き、やっと用途がわかりました。

形状的には、鉄のプレート、ボルトそしてゴムのハイブリッド製品。

当社も鉄、アルミ、ステン、ガルバ、スーパーダイマ、カラー鋼板、塩ビ鋼板、樹脂、セメント板、鉄パイプ、石膏ボード、ケイカル板、合板など様々な素材の加工をしてきましたが、

今回はゴムと金属をどのように強力にくっつけるかが考え所でした。

営業、技術、購買がまさに三位一体となりリサーチを重ねる中で、結果でてきたのが「加硫接着」という工法を使えば実現できるかもしれないということ。

１、接着剤を塗布した金属部品を金型にセットする　　　　　　　　　　　　　

２、未加硫のゴム材料を金属の上にセットする　　　　　　　　　　　　　　　

３、金型を閉じ、強い圧力と高温を掛ける　　　　　　　　　　　　　　　　　

４、金属、ゴムが強固にくっつく

金型の初期投資は必要となりますが、この工法を採用すれば接着剤よりも強度高くゴムと金属の一体ものをつくることができ、かつ供給面でもご希望に沿うことができるのではと思い、ご提案をさせて頂きました。

大枠の合意を頂き、量産化に向けて動いております。

文章で書くととんとん拍子で進捗した案件のように見えますが、途中試作を重ね、一方向からでなく様々な方向から見直し、ご提案を重ねてきました。

今回ご相談された企業様は数社にお声がけされ、なかなか実現しなかった案件とのこと。

当社にご相談頂き非常にうれしく思います。

当社では「ものづくりのインテグレーター」として、お客様のものづくりにおける課題解決をモットーとし、試作～量産品まで。部品加工から完成品組立まで。様々なお客様のご要望の実現に向けて日々努力をしております。

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